ニーズが高まる在宅医療!作業療法士の役割とは?

団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」が近づいており、ますます在宅医療へのニーズが高まっています。通院することが難しい患者さんが増えると予想されるためです。作業療法士は在宅医療においてどのような役割を持っているのか、解説していきます。

ニーズが高まる在宅医療!作業療法士の役割とは? -目次-

 

なぜ必要?在宅医療のこれから

在宅医療は言葉の通り、患者さんの自宅で医療行為を行うことを指します。なぜニーズが高いのかというと、「病気であっても出来るだけ住み慣れた街にいたい。自宅で家族と一緒に普通に生活したい」と思っている患者さんが多いためです。

 

また、高齢化社会を背景に、国の医療費は伸び続けています。その要因の一つに長期間入院というものがあります。これを抑えるためにも、入院を切り上げて自宅での医療に変更するのが好ましいとされています。実際には、平成23年度末に介護療養型医療施設の廃止が決定され、社会的入院(治療が目的で病院に留まるのではなく、治療の必要がなく長期入院を続けている状態)を減らす動きが強まっています。これによってさらに在宅医療の必要性が上がりました。

 

ですが、在宅医療自体も今はまだ未完成な状態です。地域の医療従事者が全員、在宅医療へのノウハウを持っているわけではありません。その一律化と底上げが今後の在宅医療の課題でしょう。

 

 

在宅医療における作業療法士の役割

では、そんな在宅医療における作業療法士の役割についてみていきましょう。作業療法士をはじめとする理学療法士や言語聴覚士といったリハビリテーションの専門職は、在宅ケアという新たな舞台で必要とされつつあります。

 

そもそも、リハビリテーション医学は「生活(活動)を支える医学」であるため、自宅で普通の生活を送りたい患者さんのニーズにマッチしている仕事といえるでしょう。作業療法士が目指すものは単なる機能回復訓練ではなく、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を促すことです。

 

在宅医療は通常の病院と違い、患者さんの生活環境の調整にはじまり、地域の中に生きがいや役割をもって生活ができるような居場所と出番づくり等、患者さんを取り巻く環境へのアプロ ーチが重要です。作業療法士には、かかりつけ医を中心とした疾患管理や再発予防、併存疾患管理 ・生活機能の評価(維持、向上、低下) ・必要に応じたリハビリテーションの実施 ・急性増悪時の対応が求められています。

 

その他、在宅医療の現場では、介護福祉士や医師などさまざまな専門職が関わっています。フレイルやサルコペニアから患者を守るため管理栄養士が必要になったり、口から食べる機能を保つために歯科医と関わることもあるでしょう。作業療法士としての役割だけでなく、「在宅医療」という分野に全員で取り組んでいく姿勢が必要です。

 

 

在宅医療のやりがいとは

在宅医療は、「患者さんと深く関われる」という点でやりがいを感じる職場です。一般的な病院勤務だった作業療法士が、在宅医療ができる施設へと転職するケースも多くあります。

 

作業療法士の目指す「生活を支える医学」という観点からいくと、患者さんの生活環境や家庭の事情へ立ち入ることができる在宅医療は魅力的でしょう。患者さんやそのご家族との距離も自然と近くなり、長い時間をかけて信頼関係を築いていくことになります。

 

「患者さんや家族に心から感謝してもらえている実感がある」と、在宅医療に従事する多くの作業療法士が語っています。これから作業療法士を目指す方は、ぜひ在宅医療のできる施設への就職も視野に入れてみてください。

 

 

日本リハビリテーション専門学校では、即戦力として活躍できる作業療法士を育成しています!作業療法士に興味のある方や、人に役立つ仕事がしたい方は、まずオープンキャンパスに参加して日リハを体験してみませんか?

日リハってどんな学校?資格についてもっと知りたい!という方は無料の資料請求をどうぞ!

海外で活躍したい高校生必見!世界の理学療法士と海外で働く方法について
理学療法士・作業療法士を目指す人のための自己PR書き方講座 【進路を決めようシリーズ③】
新高校3年生必見!理学療法士になるなら、専門学校と大学どちらがいいの?
作業療法で行う編み物や手芸って、どんな効果があるの?
地域を支えるリハビリ職!地域包括ケアシステムへの取り組み
理学療法士の需要増加!?今後10年で成長する職業トップ10にランクイン!